マイホームを持ったり、子どもが生まれたり、仕事に余裕がでてくると関心が向くのが「我が家の庭づくり」ではないでしょうか。
庭に何を植えようか考えるのは楽しいものです。
ホームセンターに年間通してバラの苗が置かれているのをみると、バラを植えたいと考えている人は多いのでしょう。
バラの花は豪華でステキですが、気をつけなくてはならないことがあります。
それは、10年後20年後の姿です。
ほとんどの木について同様のことがいえますが、他の木と違うのはバラには「トゲ」もついているということです。
剪定の大変さ
バラの苗を植えるときには考えもつかなかった剪定作業。
植える時にはさほど大きさを感じなかった苗も、10年20年経つと背丈を超えてきます。
自分もいつの間にか年をとり、我が家のバラも知らぬ間に?こんなに大きくなり。
株の内側に伸びている枝が交差します。
枝の直系が1cmを超えてくると、私の力ではハサミで切ることができません。
おまけに他の木と違ってトゲがあるので、手などに刺さらないように注意が必要です。
バラ風呂のぜいたく
剪定が大変になってくる頃には、花もたくさんつき苗木を植える頃に想像していたとおりの「バラのある庭」となっています。
あまりにたくさん咲くので、バラ風呂もやってみました。
庭木ですので農薬も使っておらず、花も摘みたい放題。
花の咲く時期は、毎日バラ風呂が無料で楽しめるというわけなのです。
バラを植えるときに気をつけること
庭にバラを植える時には、苗木からは考えれないくらい大きく成長し、また、トゲもあることから、植える場所を選ぶ必要があります。
避けたほうがよい場所
- 隣家との境
隣家との境に植えると、トゲつきの枝がいずれは隣家にはみ出していきます。
隣家に気をつかい、枝の伸び具合をいつも心配しているのは大変です。 - フェンス沿い
フェンス沿いに背の高い草木を植え、手前に徐々に背丈の低い草木を植えたいのが人情。
ですがそうすると、フェンス側に伸びた枝の剪定が大変なのです。
特にバラだと、とげのある枝をかいくぐり、フェンス側の枝を切らなくてはなりません。
注意を払っていても、四方八方に伸びた枝にチクッとやられるわけです。
おすすめの場所
- フェンスから最低2メートル内側
木の高さをどのくらいで止めるかにもよりますが、枝の長さを1~1.5mくらいまでとすると、そこに人が入るスペースが50㎝。
作業がしやすくなれば、剪定の負担感も違ってくると考えられます。 - 庭の中心寄り
庭の中心寄りに木を植えるのは勇気がいりますが、こうすればどの方向からも剪定が容易になります。
まとめ
幹は太くなり枝はどんどんと増えていき、木の成長ぶりには驚かされます。
そして、木の成長ぶりに自分の年齢を思いしらされるとは。
特に若い人が20年後を想像するのは難しいでしょうが、バラを長く楽しむためにも、植える場所を一考することは大切だと思います。
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