今日は、学習ボランティアとして小学2年生の給食の準備をお手伝いしてきました。
配膳は順調にすすみ、もうじき「いただきます」ができるという時に、おかずを床に落としてしまった子どもがいました。
担任の先生は新聞紙を渡して、ふきとり片付けるようにいいますが、子ども本人は「いやだ」といって、手を出そうとしません。
自分で片付けるさせるが基本
床に落ちた野菜のあえものは、さっきまでお皿にのっていて食べられるものでした。
しかし床に落ちたとたんに、生ゴミです。
子どもは片付けるのをいやがっていますが、先生のきぜんとした態度はゆるぎません。
先生は少し待っていましたが、「ほら、こうやって手でつまんで新聞紙にのせるんだよ。」とお手本を見せます。
続いて私も少しつまみます。
大人2人で、次はあなたですよ!の雰囲気をかもしだします。
この包囲網にあらがえきれず、ついに子どもがつまみます。
すかさず、「すごいね!」「自分でできたね!」と、ほめあげるところがかんじんです。
大人がやると早いけれど
野菜を新聞紙の上に拾い上げたら、その新聞紙をくるっと丸めて、その丸めた新聞紙で床をごしごし拭いて、ごみ箱にいれる。
大人がやれば、たいしたことではありません。
けれど、子ども本人はその順番もわからないようなのです。
「くるっと丸めて。」と言うと、丸めます。
「そのまま、(野菜あえの汁がついている所を)ごしごしして。」と言うと、ごしごしします。
びっくりしたのは、ごしごししたその新聞紙をなんと先生に渡そうとするのです。
「ごみ箱はどこなの?」
こちらもつい受け取ってしまいそうになるのですが、子どもに考えさせ学習してもらわなければなりません。
まとめ
おもちゃなどの片づけとちがい、食べ物をひっくり返したあとの片づけは床もきれいにしなくてはならず大変です。
その分、このハイレベルな片づけができるようになれば、他の片づけやそうじなどは楽にできるようになるのではないでしょうか。
自分で片付けができることは、自信や意欲にもつながっていく大切なことだと思います。