新しい春の訪れ
両親が亡くなり、3年目の春を迎えようとしています。
最初の春は気がつかなかったのですが、昨年の春に実家の庭でふきのとうを見つけた時は、感激してしまいました。
チューリップみたいにふっくらしています。
父も母もいなくなってしまったけれど、ふきのとうは今年も出てきたんだなと。
空き家となった実家に、なんとありがたい春の訪れ。
3年目の今年にいたっては、待ちきれずに庭さきを探してしまいました。
「いたいた。」
だれもいない庭で、ふきのとうを見つけ悦に入ります。
ふきのとう事情今昔
両親が元気だった頃、私は仕事で忙しく、ふきのとうどころではありませんでした。
「ほら、ふきのとうが出てきているよ。」
「うん、うん。」
「持っていくかい?」
「ん~いらない。」
「じゃあ、明日は天ぷらにしておくから持っていけばいい。」
「うん、うん。」
ふきのとうをしげしげと見つめて喜んでいる今の私をみたら、両親もさぞかし驚くでしょう。
ふきみそと天ぷら
ふきのとうといえば、ふきみそと天ぷらです。
よくばって両方作ってみました。
先ずはふきみそ。
作り方
1.洗ったふきのとうは、5回程振って水を切ります。
2.ざくざく適当に切って、油でいためます。
3.みそと砂糖を入れてできあがり。
ごはんのお供にぴったりです。
天ぷらもあっという間にあがりました。
この時期、300円前後でスーパーに並んでいるふきのとうですが、実家の庭で見つけたとなると、何か特別です。