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カシミヤの洗濯方法 洗濯するかクリーニングに出すかの判断基準もまとめました

毎年春先に家計を悩ませるのが、大量の冬物のクリーニング代。

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先日、新聞でカシミヤも家で洗えるという記事を見つけたため、試しに洗ってみました。

 

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おうちクリーニングのコツ

2021.5.2付の朝日新聞に、「洗濯ブラザーズ」さんによる、おうちクリーニングのコツが出ていました。

 

「洗濯ブラザーズ」さんは、横浜市でクリーニング店を経営するかたわら、国内外のアーティストの舞台衣装クリーニングを手がける3人組と紹介されています。

 

このみなさんによる、おうちクリーニングのコツはつぎのとおりです。

服の洗濯表示は、各メーカーが厳しい基準でおすすめの洗い方を示しているものといい、「表示を参考にしつつ、正しい洗い方をすれば洗える」。

 

ニットの手洗いは1着10分以内でやる。

 

洗剤液で押し洗いの後、1分脱水する。脱水時の遠心力で汚れが落ちるという。再び水ですすいで脱水したら、平干しする。 

 

 

sentakulife.com

 

カシミヤカーディガンを手洗い

洗濯表示の確認

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カーディガンについているタグを見ると、水洗いはできません。

 

そしておしゃれ着用洗剤の使用説明書には、衣料品の取り扱い表示を見て、洗たくできる衣料かどうか確認するようにと書かれています。

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カーディガンのメーカーも、洗剤メーカーも、水洗いしてはいけないと言っています。 

それを承知で、洗濯ブラザースさんの言うとおり手洗いしてみました。

 

 こちらは、しぶいピンクのカシミアのカーディガンです。

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もう何年着ているでしょうか。
毛玉や毛羽立ちが目立ちます。

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ボタンをとめて、裏側にひっくり返して準備OK。

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洗濯スタート

大き目のせんめん器にぬるま湯を入れます。

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緊張の着水です。頼んだよ、エマール!

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水没しました。

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 押しては上げてを繰り返していると、ぬるま湯がにごってきました。
一見よごれているようにはみえませんが、1シーズン着ていればやはりよごれているのですね。

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何回が水をとりかえ軽くしぼって洗濯ネットに入れます。
ネットの余った部分をしばり、1分脱水。
ネットから出して新しい水ですすぐ。
(脱水の遠心力でよごれが落ちるそうです。)

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再びネットに入れて1分脱水。
どんなふうになっているのでしょうか。

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縮んではいないようです。

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表側です。しわっぽい?

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平干しネットの上に広げます。

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肩や腕がいたい方にはありがたい、床置きタイプもありますよ。

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乾いた状態

気になるのはしわ。縮んだ感じはしません。

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やっぱり、しわっぽい。

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毛玉はそのままあります。
ブラシでなでてもほぐれないため、ハサミで切り取りました。

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アイロンがけ

このしわしわのままでは、ちょっと困ります。
メッシュ素材のあて布をして、アイロンをかけます。

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しわっぽく見えますが、外出できそうな程度になってきました。

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完成です。

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手洗いするかクリーニングに出すかの判断基準

 カシミアのカーディガンやセーターのタグに、水洗いができると書いてあるものがあるとは思えません。

 

そして、洗濯ブラザースさんによると、家で洗えるもの洗えないものは次のとおりです。

 

<洗えるもの> 
ウール、カシミヤ、アンゴラ、シルク、綿など

 

<洗えないもの>
皮革、毛皮、レーヨン、キュプラなど

 

しかし、カシミヤは家で洗えるのか、じゃあ洗おうというわけにいかない個々の事情というものもあるわけです。

 

そこで、家で手洗いするのかクリーニングに出すのかの判断基準を一覧表にまとめてみました。

 

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 忙しくて気持ちに余裕がない時は、カシミアの洗濯どころではありません。

 

そういう時のクリーニング代は、必要経費ということで。

 

また、買ったばかりのカシミヤも慎重に考えたほうがいいでしょう。

 

押し洗いの時に少しつまんでしまった、洗う時間が長くかかってしまった、ぬるま湯の温度が少し高めだった。

 

もしもの時に悔やまれます。

 

同様に、思い出の服のような唯一無二の物も、もしもの時に取り返しがつきません。

 

服のメーカーと洗剤のメーカーのダブル指示に反しているため、「自己責任」となってしまうのがつらいところ。

 

いずれにしろ、家で洗える機会はそう多くはないことになります。

 

手洗いをしてよかったこと

クリーニング代が浮いたこと

なにせそのための手洗いですからね。

 

私が出しているクリーニング店は、カシミヤのカーディガンが2,000円ちかくします。

 

服の状態が把握できる

よく見ないで着て、よく見ないでクリーニングに出す。

 

これをずっと繰り返してきたわけですが、自分で洗うとなると、じっくり見るんですよね。

 

あっ、こんなところがほつれている!とか。

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毛羽立ちや毛玉も、ブラシをかけてみようとかハサミで切ってみようとか、一気に関心が向かいます。

 

まとめ

時間や気持ちに余裕がある時に、1枚くらい洗ってみようかなと無理しないことが一番かと思います。

 

冬物の手入れは梅雨入りまでに終わらせたいと思いながら、毎年長期戦となっています。 

 

クリーニング代と手間のどちらを取るのか葛藤しているからでしょうか。 

 

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