今日の学習ボランティアは、6年生の音楽の授業のつきそいでした。
くしくも卒業式に向けて練習まっさかり。
学校で歌われる卒業ソングはいくつもあるのでしょうが、久しぶりに聞いた「旅立ちの日」。
いい曲ですよね。
この曲を聞いて、卒業式で泣かないでいるのはかなり難しいことだと思います。
しかし、学校中が卒業色に染まっていく中、卒業式への出席自体が心配される子どもたちもいます。
卒業シーズンの意味
卒業生は卒業文集や記念品の作成、記念事業などで卒業式に向けてカウントダウンが始まっています。
このことにより、子どもなりにいやがおうでも6年間の総まとめをしていくことになります。
また、5年生以下も児童会の引継ぎや6年生を送る会の準備などで、「6年生を送る側」という使命を負っていくことになります。
これらの一連の「作業」を通じて、皆、次の年齢や学年に向かって一気に成長させられているのではと思います。
なぜ7年生ではなく中学1年生になるのか
義務教育が小中あわせて9年間。
であれば、中学校なしの小学校9年間でもいいのでは。
なぜ、6年間と3年間の間に区切りがあるのか。
卒業という儀式を通過して、小学校とは違う次のステップの学校に行く。
ただ学年が1つあがるより、一気に大人に仕立てられていくのだと思います。
卒業式に出たくない子どもに
2月も半ば過ぎ。
卒業式に出席するかどうかを迷っている子どもたちへの対応が少しずつ始まります。
「絶対出たほうがいいよ。」で出てもらえるなら簡単です。
卒業式の出席が難しそうな子どもについて、対応の方法をまとめてみました。
- 子どもが出席を迷っていたら、大人は言葉をはさまず子どもの口から出てくる次の言葉を辛抱づよく待つ。
- 即答せず迷っているということは出席したい、または出席しないといけないだろうと考えている可能性が高い。
- 「出ない」と言っていても、本当に出たくないのか。
- 卒業式の式順、席の場所などのリハーサルをクラスの友だちがいない時にやってみることを提案する。
- 卒業式の時に、どの友だちや先生に近くに座ってほしいか聞く。
親御さんからしたら、一生に一度の卒業式に出席してもらいたいのはあたりまえ。
出席してほしいという正直な気持ちを子どもに伝えるのはありだと思います。
それでも難しい場合は、今度はその気持ちを担任の先生に伝えてほしいと思います。
出席してもらいたいのは、学校側も同じこと。
その子どもに合った方策を、とことん考えてくれると思います。
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