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数字が書けない!「3」の書き方をどうやって教えるか【小1】

少し前に学習ボランティアとしておじゃました小学1年生の授業は算数でした。

 

初めて書く数字。

 

大人にとってはなんでもない数字ですが、どうしても「形」がとれない子どもさんもいます。

 

効果的な声がけや具体的な教え方を紹介します。

 

 

 

 

 

 

こんなふうに書いている

真似をして私が書いてみました。

 

こんな感じです。

 

今度は下が大きい。

 

 

また上が大きくなってしまいます。

 

こうしてみると、「3」って難しいんですね。

 

今は「3」を書く授業中のため単体で見れば「3」とわかりますが、今後授業が本格的に始まってくることを考えると、このままでは少しきびしいかなと思います。

 

書けるようになった「声がけ」

数字が書けるようになった声がけは、すばり「マル、マル。」です。

 

本人の鉛筆の動きに合わせて、その部分をまさに書こうとしている時に横から「マル、マル!」。

 

曲線が書けない子どもさんが、2つマルっと書けるようになりました。

 

 

形がとれないときの練習

形がとれない子どもさんには、次のような練習方法がおすすめです。

 

どの方法が一番適しているのか、様子をよく見ていてあげることが大切です。

 

  • なぞり書き
  • 字の一部をなぞり書き
  • 字の特徴を声がけする

 

なぞり書き

お手本を見ながら書くということができない子どもさんは、なぞり書きから始めます。

 

ノートのマスの中に大人が蛍光マーカーで「3」と書いてあげ、その上をなぞり書きしていくのです。

こちらの学校でこのなぞり書きすら難しいという子どもさんはほとんどみかけませんが、なぞり書きのデメリットもあります。

 

それは字の形や書き順を覚えようとしないことです。

 

なぞればとにかくノートが埋まっていくためだと思われます。

 

 

字の一部をなぞり書き

なぞり書きのデメリットが感じられる場合は、マーカーで書くのは字の一部のみとします。

 

マーカーの線を点線にしてみます。



これでいけるなら、次は点の間隔を広げていきます。



最後は書き始めの位置に点をつけるだけ。

 

 

字の特徴を声掛けする

「3」の場合はマルマルです。

 

この方法で重要なのは、字の特徴を端的に言い表すこと。

 

もう1つは、その表現がその子どもさんにピタッとくるかどうか(笑)。

 

この2点がはまると、効果絶大です。

 

まとめ

数字がある程度のスピードとバランスで書くことができないと、授業の中身に入っていくことができません。

 

ここはあせらずに本人のペースで反復練習を繰り返し、ゆっくりでも確実に書けるようになっていくことが大切だと思います。