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【高齢者の活躍】同じテニス教室に通う奇跡の95歳

テニス教室の初日。他の時間帯から移ってきた年配の女性がいました。

 

「テニスはもう長くやっているんですか?」とお聞きすると、「私、95歳なのよ。」とおっしゃるのです。

 

95歳で、テニスをされているんですか…!?

 

 

 

 

 

 



 

ボレーを決める95歳

立って歩いているだけでもすごいことでしょうに。

 

止まっているボールを打つ、マレットゴルフをしていると言われてもビックリ仰天するでしょうに、テニスですよ!

 

「こんなきたないおばあちゃんが一緒でごめんなさいね。」

 

 とんでもない。

 

お召し物はellesseの紺色のトレーナー。

 

95歳にしてこんな素敵な着こなしをしている人がいるなんて。

 

試合形式の練習をしていると、中高年の私達が力まかせに打ち込むサーブは取れないことも多々ありますが、ひょいっと手を伸ばしてボレーを決めるんです。

 

ボレーですよ!

 

これってもう奇跡ではないですか。

 

あまりの神業に、周りは皆、ただただ尊敬のまなざしでひれ伏すという感じです。

 

 

周りを公平に評価

更にすごいのが観察眼。


「まあ、この人のフォームはきれいね。ボールもラケットのスイートスポットにしかっり当たっているわ。」


 「あの人は力まかせに打っているだけね。ボールがあっちへこっちへ飛んでいって、まっすぐ飛んでいかないじゃない。」

 

つかみもすごいのです。

 

神の御言葉

「私ね、60歳からテニスを始めたんだけど、80歳くらいまでは少しずつ上達していったのよね。でも、最近はちっともうまくならないわ。」と、もはや神のお告げのような御言葉。

 

80歳まで上達し続けていたんですか。

 

後に続く私達にしてみれば、なんとうれしい話でしょう。

 

それにしても、どれくらいの「前向きさ」を積み重ねてきたら、95歳にしてテニスコートに立っていられるのでしょうか。

 

意欲や感情のコントロール、食事や運動の知識、様々な人間関係のやりとり。

 

 確か女性の平均寿命が87歳。

 

自分の母親がその年齢を待たずして逝ってしまっていることもあり、その年齢になっている自分を想像することがまったくできません。

 

来週もテニス教室に来たら、必ずこの「神」と話しをさせてもらおうと心に誓います。

 

 

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