生きていれば、好む好まざるにかかわらず、何かしらグループに所属することになります。
学校でのクラス、職場での配属部署のように自分で選べないものや、部活やサークルのように自分で選ぶものもあります。
また、なんとなく所属しているグループもあるかと思います。
そして私がこれまで所属していたグループの多くは、おたがいに、氏名、住所、連絡先、卒業学校、家族構成などがだいたいわかっていました。
それが、ここで入れてもらったグループは、名前程度しか知らない人たちなのです。
グループに所属することのメリットや意味について考えてみました。
モンマルトルの素敵な仲間たちマリアカドリー(Cuddly) |Cuddly カドリー 猫ぬいぐるみ| 猫グッズ 猫雑貨 ぬいぐるみ猫|ぬいぐるみねこ|【05P05Sep15】
テニスの練習仲間
このグループは、同じテニス教室にかよっているメンバーのうち、自主練習をしようとできた有志の仲間です。
私を入れて10人のグループです。
仲間に入れてもらったきっかけ
申し込んだテニス教室に行ってみると、知っている人はだれもいません。
それでも同じコートで顔を合わせるうちに、顔を覚え名前もわかるようになります。
そんなある日、Aさんが、「来週〇日にコートを予約してあるので、よかったら一緒にやりませんか。」と声をかけてくれたのです。
グループの特徴
来れる時に来ればよい。来れなくても連絡不要。
練習は週に1回ですが、このルールにのっとりゆる~くやっています。
人数
試合をするには、最低4人は必要です。
メンバーの中には、腰が痛いから足が痛いからと1時間程度できりあげていく人もいます。
毎回8人ほどが集まりますが、しっかり練習できて、休憩時間も適度にとれるという意味では、この10人という人数が多すぎず少なすぎずちょうどいいのです。
上の名前しか知らない
テニス教室でのおつきあいから始まっているため、お互いに名前程度しか知りません。
休憩時間のおしゃべりで、ポツポツと住んでいる市町村がわかったり、だんなさんがいることがわかったり。
簡単に言うと、どこのだれなのかわからない者同士なのです。
グループのメリット
コートを予約してもらえる
予約してもらった時間にコートに行くだけでいいのですから、こんなにありがたいことはありません。
同レベルの集まり
これはテニスのレベルのみならず、テニス教室とは別に練習したいという意欲と都合がつく人たちという意味もあります。
「たまには、テニスでもやらない」とまわりの友人を誘ってみても、やれて1回でしょう。
週1回の定期練習
テニス教室が週に1回。
それとは別に、このグループで週に1回。
数十年ぶりのテニスですが、週に2回やっているとボールの感覚にもなれ、体も動くようになってきます。
足のもたつき感も、ずい分ましになってきました。
自分の立ち位置
グループ内における私の立ち位置は、いうまでもなく「新人」です。
この場所がどういうところなのか、周りを伺っているのが新人です。
グループの存続に必要なこと
世話役の存在
社交性があり、優しいまめな人がグループを支えています。
「一緒にどう。」と人に声をかけたり、熱中症をさけるため夏場の練習時間をずらしたり。
ほどよい距離感
(下の)名前も、住んでいる所も、学歴も、職歴も知らない者同士。
一緒にボールを打ち合い、試合で勝てれば喜びあう。
ほぼ、それだけ。
新人の獲得
みたところ、40代~70代のみなさんです。
体の痛みや病気も出てくる年齢のため、毎回の参加や長時間の練習はできない人もいます。
グループの構成員が減っていくようでは、活動そのものがたちゆかなくなってしまうのは、どこのグループでも同じかもしれません。
まとめ
「このグループを大切にしていこう。」
まちがいなく、全員がこう思っているとおもいます。
テニスをするには、場所も相手も必要。
詳しいことはよく知りませんが、仕事や子育て介護など、それぞれの事情の合間をぬって集まってきているわけです。
こういうグループの貴重さがしみる年齢です。