庭づくりを考えることは楽しいものですが、費用も相応にかかります。
納得のいくプランニングができるよう、業者打ち合わせの前に考えておくことをまとめてみました。
カタログの収集
いざ庭づくりとなると、「きれいな花を咲かせ、ちょこっと家庭菜園もして、雑草対策を施し、テーブルとイスを出してお茶を飲み‥‥。」と夢はふくらみます。
このイメージを具体的にしていくのに手っ取り早いのが、実例を見ることです。
受講しているユーキャンのガーデニング講座のテキストは、まさにこれから庭づくりをはじめようとする人向けに、「憧れのガーデン実例」が、《庭》《玄関・門まわり》《ベランダ・屋上》《小さなスペース》ごとに紹介されています。
花壇を囲む素材も、レンガなのか木材なのか、1段なのか3段くらい積み上げるのか、そこに植える木や花によっても、さらに雰囲気がちがってきます。
小さいスペースでも、見違えるほどステキな花壇となり、レンガで四角に囲うだけが花壇ではないということがわかってきます。
限られたスペースでも、工夫次第で何とでもなりそうだと思うと、ワクワク感がとまりません。
ディノスのガーデンニングの無料カタログも、おもしろいです。
デザイン性が高いので、プランターを見ているだけでも飽きません。
また、地面を覆う石やレンガなどの資材のカタログはネットでなかなか見つからなったので、業者さんに電話をして、ぶ厚いカタログをもらいました。
まだ、そこまでのつもりはないという方は、図書館でガーデニングの本を借りてくるところから始めるのもいいかと思います。
大まかなスペース配分を決めておく
車の台数と駐車位置
通常の使用台数に加えて、来客用のスペースが必要なのかどうか。
必要な場合、1台なのか2台なのか。
来客の頻度にもよるでしょう。
年に数回程度のことであれば、その分を専用スペースにするのは迷うところです。
ガーデニング
花や木はながめているだけで、いやしになります。
また、土いじりは体を動かすため、心身ともに健康によいでしょう。
年齢を経るにつれ、好みの花木を植えて楽しみたいと考える人は多いのではないでしょうか。
家庭菜園
野菜づくりのスペースが必要かどうかも一考です。
たとえ、トマト1本きゅうり1本でも、実のなるものを育てるのは楽しく張り合いなものです。
テラス
テーブルとイスを置いて、自分の庭でお茶を飲むのは庶民のあこがれです。
本当に庭でお茶を飲むのか?と夫は懐疑的です。
そう言われると現実的でないかもしれませんが、そんなシチュエーションにどうしてもあこがれるんですよね。
作業場
車の手入れを念入りにしたり、日曜大工などで大きな物を作りたい場合など、趣味に応じたスペースが必要になってきます。
物置・デッキ
ガーデニングをすることになれば、かまやシャベルやジョロなどの収納場所が必要になります。
また、デッキがあると庭へ出やすくなります。
隣家や道路側からの視線対策
庭に出ていると、隣家や道路側からの視線が気になるものです。
外側からの視線をさえぎり、庭で気兼ねなくくつろげるプライベート空間を確保することは大切です。
フェンスなどの構造物
生垣と比べるとやや味気ないですが、設置以後のメンテナンスが不要なところが助かります。
生垣
自然の緑は人工の構造物にはない、いやしがあります。
しかし、最初は細くて小さい木も気がつくと縦にも横にも大きくなっていき、隣家に迷惑をかけないためにもメンテナンスが必要になってきます。
シェード
隣家の二階からの視線をカットし、日よけにもなります。
シェードが張られていると、かっこいいですよね。
残したい花木
すでに植えてある花木については、残しておきたいものと整理するものを仕分けしなくてはなりません。
わが家の場合、家を建てた時から、やみくもに花木を植えてきているため、多少整理することになりそうです。
もらった苗が育ち、毎年桜のように咲き誇るバラは、かわいく華やかなため、残そうと思っています。
また、亡き母が植えてくれたシャクヤクもそのまま植えておこうと思っています。
なぜ打ち合わせ前に考えておくのか
なぜ打ち合わせ前にイメージを具体的にしておくのか。
それは、効率よく庭づくりを進めるためです。
庭に手を入れたいといっても、まったくイメージがわかない状態で打ち合わせをすれば、見せられたカタログに目移りするばかりです。
あれもいいな、こんな感じもいいなと迷ってはいても、カタログを見返したりしているうちに、「これがいい!」となってくるものです。
つまり、カタログ(実例)を見てから多少時間が必要なのです。
希望を正確に伝えることができれば、作ってもらうプランにも反映され、ストレスなく打ち合わせを進めることができます。