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空き家を処分できずにあっという間に3年目

今日は、空家となっている実家の畑にトマトやピーマンの苗を植えました。

 

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空き家となった最初の年は、畑をどうしていたのか思い出せません。

 

2年目の昨年は、トマトが豊作でした。

 

3年目となる今年は、昨年の反省をふまえて、苗と苗の間隔を広くしてみました。

 

そして、来年、再来年はどうなっているのか?

 

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空き家にかかる費用

  • 固定資産税

    こちらは1月1日現在の所有者に毎年課税されるもので、所有しているかぎり、工夫して節約するというたぐいのものではありません。


  • 水道料金

    水道を止めない主な理由はトイレです。そのほか、飲料、そうじ、畑の水くれがあるため、使用者の名義変更をしていつでも使える状態にあります。

  • 電気料金

    実家の整理をしていて夕方になることもあれば、たまにはそうじきもかけるため、こちらも止めてありません。

 

止めたものはガス。

 

友人の経験談を聞き、1年以上たってから手続きしました。

 

その間この家で料理をすることはなく、わが家の場合、ガスはすぐ止めてよかったのだと後になってわかりました。

 

この3つの合計費用が、年間で十数万円。月にわりかえすと1万数千円となります。

 

選択肢は2つ

《このまま畑を使う》

《子どもが住む》

《売却する》

 

選択肢はこんなところでしょうか。

 

子どもが住むというのは、わが家の場合あまり現実的でないため、選択肢は2つになります。

 

  • 畑を使う

    実家の畑は野菜の苗が10本ほど植えられ、私たち夫婦にとってはちょうどいい広さです。

    また、6月には梅をもぎ、

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    夏にはブルーベルーを摘み、

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    秋には柿が収穫できます。

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    自宅の庭にはこれだけのスペースがありませんし、今後ますますこういった季節の実りをありがたいと感じるようになっていくでしょう。

 

  • 売却

    とはいうものの、自分が住んでいる家のそうじや片づけもままならないのに、住んでいない家のそうじなどとてもやりきれません。

    維持費用のこともあるため、いずれはとなりの方に買っていただくことになるのかなとうっすら思ったりもしています。

 

実家に対するおもい

自分の住む家はある。

空き家の維持には費用がかかる。

父も自分が亡くなったらすぐに処分していいからと言っていた。

 

客観的な事実だけ考えれば答えは出ていますが、まだとても売却する気持ちになれません。

 

父も母ももういないけれど、この場所に来たときに、この家がなかったら耐えられない、とりかえしがつかない、つらすぎる。

 

父や母が亡くなった当時は、毎日仏壇にお茶をそなえ、お線香をあげることにより、自分がなぐさめられていたような気がします。

 

不思議なことに時間が経った今もつらさは緩和されず、なんと最近では仏壇にかざってある写真をみるのがつらく、仏壇の前にこしをおろす気になれません。

 

気にならない日もありますが、そうこう「重症」なため、気持ちに逆行して売却処分することはできそうにありません。

 

いずれ、気持ちと維持費用のバランスが変わるときがくるまで、ごそごそと家の中を片づけ、梅や柿の恩恵にあずかる日々がつづいていきそうです。

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 きれいでかわいい梅の子どもたち

 

 

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