ITは苦手だけど日記を書くのは苦にならない中高年50代。
はてなブログ歴9ヶ月目に、Googleアドセンスに初挑戦。
あっちを見ながらこっちを見ながら、申請までにやってみたことをまとめてみました。
- 1回で合格するつもりで
- Google アドセンスとは
- 審査を受ける必要がある
- Googleが出している「募集要項」がある
- 新たに設置したものは5つ
- 記事の直し
- 不安だった記事
- 申請から合格通知まで44時間
- アドセンスと50代夫婦
- まとめ
1回で合格するつもりで
経験者ブログによると、ブログを始めたばかりですぐ合格したケースから、何回か落ちてもあきらめずにチャレンジしたケースまで様々でした。
《ITに慣れている若い人でも審査を通らないことがあるのか》
《何回でもチャレンジするものなのか》
どうしたものかと思っていたところ、ちょうどいい本を見つけました。
『最短で収益を得るためのGoogleアドセンス攻略ガイドブック』(古川英宏著)
日々進化し続けるITの世界。
3年ほど前のものになりますが、私的には「買い」でした。
Googleアドセンスの全体像がわかり、前に読んだページに迷わずにもどれるだけで安心です。
そして、ざっと読み進めていく中で、Googleアドセンスの申請にむかってもっとも重要な「心得」を見つけました。
審査申請する記事数は、20~30記事くらいが無難です。
少ない記事数で審査通過できる場合もありますが、筆者の経験から、非承認が続くほど審査通過は不利になります。
実際何度も審査申請すると初回より審査結果の連絡が遅く、いつまで経っても連絡が来ないケースもあります。
理想は非承認されず1回で審査通過できることです。
『最短で収益を得るためのGoogleアドセンス攻略ガイドブック』(古川英宏著)
いきなり緊張感が高まりましたが、基本的なことは怠らずやってみようと背なかを押されました。
Google アドセンスとは
ところで、そもそもGoogleアドセンスとは何なのかといいますと。
Google AdSenseは、クリック報酬型広告です。
ブログに広告を表示させ、クリックされたときに報酬をもらえるシステムです。
『はてなブログ Perfect Guide Book 改定第2版 JOE AOTO著』
審査を受ける必要がある
Googleアドセンスに参加するには、ブログの審査があります。
つまり、自身がこれまで書きためてきた記事などブログ全体が、Googleの求める基準や条件に合っているのかどうか、遡上にあがるというわけなのです。
Googleが出している「募集要項」がある
何の受験であっても、「募集側」の言い分である「要項」に目をとおしておくのは大事なことですよね。
多くのブログで目にしたものを挙げてみました。
AdSense ポリシー:初心者向けガイド
AdSense ポリシー: 初心者向けガイド - AdSense ヘルプ
お申し込み時の条件
サイトのページが AdSenseのご利用条件を満たしているか確認する
サイトのページが AdSense のご利用条件を満たしているか確認する - AdSense ヘルプ
Google AdSenseのヘルプコミュニティへようこそ
しかし、初心者向けとされているこれらのガイドを読んでも、わからない単語だらけです。
またのぞいたページには別のページがリンクされており、すべてを把握するのは無理だと早々に降参です。
書かれていることが自分にできるかどうかではなく、書かれていること自体がわからないのですから。
そんな時の心強い味方が、攻略本や経験者のブログ。
大変ありがたかったです。
新たに設置したものは5つ
はてなブログ無料プランから有料プランProへ変更
本や経験者のブログを見ると《無料版では審査が通らない時代もあったが、今は無料版で通っている人もいる。でも、有料版をすすめますよ。》といった感じでした。
これは、ブログに対する姿勢が問われているとのこと。
無料プランだから、いつでも簡単にやめられるなどと思っていないよね?
続けていく気あるんだよね?
有料プランを使っていることで、Googleに本気お見せしますということでしょうか。
有料プランにするメリットはたくさんあるようですが、自分にとってのポイントは次のとおりです。
有料プランにすると600円かかる。
しかし無料プランのままだと、はてな側からの広告と、Google アドセンスの広告の両方が貼られることになる。
それはちょっと広告が多い感じがするのではないか?
この堂々めぐりから抜け出した決定打は、《無料プランで審査を通った後に、有料プランに変更すると、ブログのURLが変わるためもう一度審査を受けないといけない》とする、さいさんのブログを読ませていただいたことです。
参考にさせていただき、ありがとうございました。
それにしても、1度審査に通ったにもかかわらずプランの変更で審査の受け直しになるなんて。
絶対いやだ!
ただもうこれだけです。
はてなブログ8ヶ月目にして、有料プランへ変更となりました。
独自ドメインの取得
そして、驚くことなかれ、なんと私は有料プランを申し込むと自動的に独自ドメインもついてくると思っていたのです。
はてなProの申し込みのボタンを押した後に、「あれれ、どれが独自ドメインなの?」
有料プランのメリットの1つとして、独自ドメインを取得できるようになるのであって、もれなくついてくるのではなかったのです。
ここは、こんがらがりましたね。
つまり、独自ドメインでブログを運営するメリットがある人は、有料プランにするということなのでしょう。
ということは、アドセンスの審査が通りやすいかどうかの比較は、「無料プラン VS 有料プラン」という言い方よりは、「独自ではないドメイン VS 独自ドメイン」になるのではないでしょうか。
私のドメインの新旧です。
新:yukkuritokomi.com
旧:tokomi.hatenablog.com
はてなの豪華マンションを出て、小さいけれど一軒家に引っ越しましたというところでしょうか。
ただし、「はてな市」在住であることにかわりはありません。
そしてつづいての難題は、独自ドメインをどこのサイト(会社)に申し込むのかです。
「.com」なのか「 .net」なのか「 .jp」それとも「 .co.jp」?
得意な人なら、自分に合っているお得なものを選べるのでしょうが、さっぱりわかりません。
ここで深く考えると頓挫してしまいそうなので、これまでと同じ「.com」にしておこう!ぐらいにしておきました。
ちなみに、新ドメイン「yukkuritokomi.com」の1年間の使用料は数百円です。
しかし、2年目以降の使用料をシミュレーションしてみると、4ケタの数字が示されました。
また、ドメイン名を「tokomi.com」と短くすると使用料はウン十万円。
ITの世界の「相場」には驚かされるばかりです。
Googleアナリティクスの設置
Googleアナリティクスとは。
「Google Analytics」はGoogle が提供するサービスの1つで、無料で使える高度なアクセス解析ツールです。
Google Analyticsを設置することで、より詳細なアクセス解析を見ることができるようになるので、ブログ運営には欠かせないツールの1つです。
『はてなブログ Perfect Guide Book 改定第2版 JOE AOTO著』
上記の「AdSense ポリシー:初心者向けガイド」の中でも、利用することがすすめられています。
アドセンスに参加する以上必要なものは導入して、アクセスを集められるブログになってくださいと言われているわけですね。
アナリティクス設置の時の夫婦の話し合いはこちら。
プライバシーポリシーの設置
実はこれが一番大変でした。
ネット上には、コピーしてお使いくださいとたくさんの例文が出ています。
しかし、どこか少しずつ違っていて、どこまでを網羅すべきなのかがわからないのです。
りりちこさんのページに、そもそもどんなサイトにプライバシーポリシーが設置しないといけないのかから書かれていて、わかりやすかったのでご紹介します。
最終的に自分のプライバシーポリシーに含めた主なものは次の11点になります。
- 個人情報の管理
(適切に管理します) - 個人情報の利用目的
(目的外では利用しません) - 個人情報の目的外利用
(法律に根拠がある場合など) - 解析ツール
(アナリティクスを利用) - 広告の配信
(アドセンスを利用予定) - 解析ツールと広告配信ではCookieの仕組みを使用して情報を収集している。
- 解析ツールでのCookieによる情報収集を拒否する場合は、自身のブラウザの設定で無効にできる
- 広告配信でのCookieによる情報収集を拒否する場合は、こちらからどうぞ。
- コメントについて
(おかしなコメントは削除します) - 免責事項(責任を負わない事柄)
- 制定日、最終改定日
プライバシーポリシーは記事の内容そのものとちがい事務的な部分ですから、申請にあたりここでの失点は悔やまれますよね。
また、個人情報の定義などは、そもそも個人情報保護法に記載されているので必要ないかなとも思いましたが、大は小を兼ねるで、念のため入れておきました。
お問い合わせフォームの設置
はてなブログにはお問い合わせ機能はないので、自分で用意する必要があります。
お問い合わせフォームツールには、有料無料合わせてたくさんのツールがありますが、今回はGoogleフォームの設置方法を紹介します。
『はてなブログ Perfect Guide Book 改定第2版 JOE AOTO著』
ということで、またまたグーグルにアクセスしてお問い合わせフォームを作りました。
記事の直し
Googleから示されている「お申し込み時の条件 サイトのページが AdSenseのご利用条件を満たしているか確認する」の一番最初に、「他にはない魅力があるか」と問われています。
とはいうものの、記事自体の本質的なことは、審査を受けてみるよりほかありません。
そのため、以下3点について記事の体裁面を直してみました。
クリックを促す「↓」を消す
攻略本の中では次のような説明がありました。
■クリックを促してはいけない
「クリックをお願いします」、「ご協力ください」、「次のリンクへアクセス」、「特典です」などのメッセージを書いてクリックさせることは禁止です。
そのほかも Googleアドセンス広告へ誘導するような矢印や記号も禁止です。
もちろんテキストではなく、画像やレイアウトを使用してクリック誘導することも禁止です。
『最短で収益を得るためのGoogleアドセンス攻略ガイドブック』(古川英宏著)
これはGoogleアドセンス広告のみならず、例えば自分の過去記事に「↓↓↓こちらです」と矢印をつけるものダメということなのでしょうか。
このことについて、「AdSenseポリシー:初心者向けガイド」では次のように説明されています。
・ご自分のGoogle広告をクリックするよう他のユーザーに依頼しないでください。
直接的か間接的かを問わず、お客様のサイトや第三者のサイト、またはメールを通じて、Google広告をクリックするようユーザーを誘導することは固く禁止されています。
Google広告のクリックにあたっては、宣伝されているサービスにユーザーが関心を持っていることが大前提となります。
お客様のサイトの利益を増やしたり、何らかの報酬を得たりするために、意図的にクリックすることは禁止されています。
こちらは、例えば自分の過去記事に「↓↓↓こちらです」と矢印をつけるのはダメだとは言っていないように思えます。
しかし、趣旨としては、「↓↓↓こちらです」の表記がなくても、「ブログを訪れた人が自然と読みたくなるものが提供されてあるべきだ」ということだとしたら、ごもっとも。
TVドラマでも、雑誌でも、先ずはそれ自体がおもしろいものでなかったら、広告がセットされないでしょうからね。
「↓↓↓に頼らない」おもしろいブログを書いていきなさい、Googleはそう言っているのでしょうか。
「広告のクリックを依頼しない」という姿勢は、長い目でみたら、関係者共存共栄となるのでしょう。
これまでの記事を見直すと、結構な数の「↓↓↓こちらです」がありました。
スマホ仕様に改行を多く入れる
こちらも攻略本のアドバイスにしたがいました。
○スマートフォンに合わせて行間を多めに取る
ブログにアクセスしてくれる読者は、ほとんどがスマートフォンから閲覧しています。
スマートフォンからのアクセスが80%を超えることもよくあります。
スマートフォンの画面では横幅が狭いため、パソコンで表示される場合と比較すると、普通に改行しているだけの段落はとても詰まった文章になり、ストレスを感じてしまいます。
そこでスマートフォンを重視した段落にするために、行間を多めにとることをおすすめします。
『最短で収益を得るためのGoogleアドセンス攻略ガイドブック』(古川英宏著)
基本的に、改行は2行とりました(「。」の後にEnterキーを2回打つ)。
「、」で改行している文章を「。」にする
このことは攻略本の中では3行ほどで書かれていたことなのですが、心あたりがありハッとしました。
「、」での改行は、自分勝手な改行と判断されるとのことです。
写真の大きさをそろえる
「写真の大きさがそろっていないと見づらい。これは、訪れるユーザーに不親切だ」とのご意見をネットでみかけ、またまたハッ。
最初の頃の写真は大きさがデコボコでした。
同じサイズに修正できないものは、削除しました。
不安だった記事
「価値あるコンテンツ」の響きが耳にいたいのが、こちらの第1作。
「今日は久しぶりに庭の草取りをしました。庭がきれいになってうれしかったです。」的な記事です。
初記事であるため削除することははばかられ、そのままにしておきました。
こんな程度の記事でいいの!?とおもわれる内容です。
もう1つ。「YMYL」に該当するテーマに当たるのかどうか心配した記事がこちら。
「 YMYL」とは。
読者の人生を左右する記事に該当する「YMYL」
「YMYL(ワイ・エム・ワイ・エル)」とは、「Your Money or Your Life(あなたのお金、もしくは人生)」という意味です。
たとえば、莫大なお金が必要なことや病気の治療法のように「人生を左右する決定」を迫られるような検索意図があります。
そんな検索をしたときに「素人が適当に書いた記事」が検索上位に来て、読者がウソの情報を信じたら‥‥‥と考えると怖いですよね?
‥‥Googleは健康に関する情報は「病院の公式サイト」のような信頼性のあるサイトや、著名な専門家が書いた記事のみを上位検索するようにしました。
『読まれる・稼げる ブログ術大全 ヨス著』
そのため、こちらの本では「YMYLに該当するテーマの記事は、素人が書くべきではない。」とされています。
私が書いた記事は、入院中の母に対して家族としてできる認知症予防のことを書いており、医学的なことにはもちろん言及してはいませんが‥‥。
心配する私に対して、夫いわく。
結果、どうやら医学的専門的なことには触れていないと判断されたようです。
アドセンスの申請時には記事が42あり、全記事の見直しには3日以上かかりました。
ふ~っ。
申請から合格通知まで44時間
申請が終わると、Googleからは「審査は通常1日で終わりますが、状況によっては長くかかる場合もございます。」とメールがきました。
金曜日の夕方に申請して、日曜日の午後に「合格」通知が届きました。
その間約44時間。
アドセンスと50代夫婦
ところで、夫婦関係を円滑にしていくためには、ネコやイヌを飼うのがいいと周りからすすめられます。
飼っているネコが病気にでもなろうものなら、家族みんなが一致団結して、会話も増えるとか。
我が家の場合、そのネコやイヌにあたるのが今や「ブログ」や「アドセンス」のようです。
私がITが苦手で1人ではできないからです。
新しいことを始めると最初はつらいのですが、新たな刺激は無風状態の50代夫婦の2人暮らしに、適度な風を起こしてくれています。
まとめ
私の場合は《IT苦手な雑記ブログ》。
ITが得意でジャンルが別分野であれば、対策もちがってくるのかもしれません。
同じなのは、チャレンジには準備と勇気が必要ということでしょうか。