歯がしみたり痛みがなくても、歯医者に通って診療を受ける定期検診。
時間とお金がかかることから、できればこの定期検診を受ける頻度を少なくしたいと考える人は多いのではないでしょうか。
定期検診をさぼっていたら
仕事が忙しく前回の定期検診から1年ほどあいてしまったことがありました。
「ん~。今日は30分しか時間を取っていないので、1週間後にもう1回来てもらえますか。その時には1時間かかります。」と歯科衛生士さんに言われたことがあります。
通っている歯科医院は予約制で、それまで3~4ヶ月ごとに通っており、検診はいつも30分ほどで終わっていたのですが。
8020(はちまるにいまる)運動
この数字は「80歳で自分の歯が20本以上ある」という意味で、厚生労働省が推進しているものです。
20本といわれても、どうもピンときません。
自分の歯を数えてみると、28本ありました。
《年齢階級別》失っている歯の本数
「平成28年度 歯科疾患実態調査(厚生労働省)」によると、80歳になっても自分の歯が20本以上ある人は51.2%だそうです(前回平成23年年度調査では40.2%)。
また、この調査では年齢階級別の歯を失った数も示されていました。
平成平成28年度 歯科疾患実態調査(厚生労働省)
歯並びが悪いのもあるせいか、きれいに歯磨きするのがむずかしい私ですが、今のところ歯を抜かないといけない状況にはありません。
けれど50代だと、平均で2~3本歯を失うわけですね。
みんな定期検診を受けているのか
日本歯科医師会が2016年に行った「歯科医療に関する一般生活者意識調査」によると、歯科受診のきっかけ(20~70代)として、「定期的に通う(チェック)時期だったから」という人は32.0%で、前回2011年の20.6%より増加しています。
これと反対に、「痛み・はれ・出血があったから」という人は32.3%で、前回2011年の45.8%から減少しています。
つまり、歯医者は「痛くなる前に行く」と考える人が増えてきているということのようです。
定期検診を受ける頻度
定期受診の頻度についての基準のようなものは見つけることができませんでしたが、「一般的には3~6ヶ月に1回」とする歯科医院が多いようです。
これは、歯や口の状態(歯並び、歯磨きのやり方、虫歯になりやすい、歯槽膿漏がすすんでいるなど)によるため、個人差があるということでしょう。
指示されている頻度が負担な場合は、正直にその旨を伝えてみるのもありだと思います。
先生や歯科衛生士さんは、その頻度で歯の点検やそうじをする必要性を改めて説明してくれるでしょう。
3ヶ月に1回なのか5ヶ月に1回なのか、納得のいく落としどころをさぐることは、定期検診のモチベーションを落とさないためにも必要なことだと思います。
自分にピッタリの歯みがき
日本歯科医師会のページで見つけた、「自分にピッタリの歯みがきを見つけてくれる」というのをやってみました。
年齢を選んで、問診票の「はい」「いいえ」に答えるけです。
私の場合は、歯の着色について「虫歯かどうか歯科で確認しましょう」というアドバイスが出てきました。
これは、虫歯ではなく着色であることをすでに歯科で確認済みです。
健康を考えて、ハーブティーを飲み始めたりと、ますます着色がすすみそうな状況です。
歯科衛生士さんに、お茶を飲んだあとに水で口をゆすぐといいとも言われましたが、忘れてしまってできません。
また、歯科で行うホワイトニングは数万円するためもちろん保留。
そんな時に、80歳をこえる知人がホワイトニングをうたう歯みがき剤を使っていたら、歯が白くなったきたと教えてくれたのです。
「ニッ」と見せられた歯の白いこと。
私より白い!
私も購入してみました。
薬用歯みがき オーラパールプラス 医薬部外品 10種の有効成分 ホワイトニング 歯周病予防 口臭予防 知覚過敏症状予防 ブライトニング処方
歯の白さをとり戻せたら、かなりうれしいと思います。
まとめ
まだもうちょっといいかなとなりがちな歯の定期検診ですが、そんな時は何のための定期検診なのかと初心にかえるのがいいでしょう。
2017年に60代以上の男女400人を対象に行われたインターネット調査によると、自身の体について「変化して欲しくなかったこと」「失って後悔したこと」を聞いた質問に対する回答では、なんと「髪の毛」や「体型」を抑えて「歯」と回答した方がもっとも多かったとのことです。(「歯並びと歯の残存数に関する意識調査」インビザライン・ジャパン㈱調べ)
これはなぜかというと、おいしく食事ができなくなるから。
お金と時間のかかる歯の定期検診ですが、おいしい食事と引き換えなのかと思えば、必要経費と納得できるのではないでしょうか。