8月となれば、家庭菜園でトマトの収穫がピークを迎えている頃ではないでしょうか。
完熟したトマトを毎日たくさん食べることができるのは、家庭菜園のだいご味です。
それでも消費が収穫に追いつかないときの、かんたんな保存方法をご紹介します。
冷凍保存
わが家では収穫したトマトは洗って、大皿に積んでおきます。
食事とは別に、台所を通るたびに2コ3コと気軽につまんでいます。
そもそも真っ赤な完熟の状態で収穫して、それが追熟されているため、もうおいしいのなんのって!
たくさん採れてもその都度食べきってしまうのですが、毎年お盆前頃には、食べるのが追いつかなくなります。
そんな時は、ジッパー付きの袋にいれて、冷凍庫へポン。
収穫してもすぐに食べる予定がない場合は、洗わずに袋に入れて冷凍庫へ。
解凍もかんたん
解凍方法は、ボールにはった水に入れるだけ。
水に入れると、つるっと皮がむけます。
冷凍した皮はややかたく感じられるので、食べずに捨ててしまいます。
皮をむいたトマトは、カレーやスープ、スムージーなどに使います。
ハウスバーモントカレー(甘口)で作ったカレーは、おかわりをせずにはいられませんが、ここにトマトを加えると、「鬼に金棒」「夏やせも困難な一品」となります。
トマトの栄養と効用
一般社団法人全国トマト工業会によると、トマトには老化やがんを予防する抗酸化物質が含まれているとのことです。
老化やがんを予防する抗酸化物質に注目。
トマトは低カロリーでさまざま栄養成分が豊富な健康野菜。
美肌効果や風邪予防に役立つビタミンC、老化を抑制するビタミンE、塩分の排出を助けるカリウム、腸内環境を整える食物繊維などバランスよく含んでいます。
更に注目されているのが、カロテノイドの仲間であるリコピンやβ‐カロテン。
私たちは酸素がなければ生きていけませんが、酸素には細胞を酸化させ、老化や動脈硬化、がんなどの生活習慣病を引き起こす作用があることがわかってきたので、抗酸化作用を持つリコピンやβ‐カロテンに期待が集まっているのです。
中でもリコピンの抗酸化作用は強力で、β‐カロテンの2倍、ビタミンEの100倍ともいわれています。
一般社団法人 全国トマト工業会
トマトの栄養/トマトのちょっといい話:一般社団法人 全国トマト工業会
だれもが好きな単語のオンパレードです。
〇低カロリー
〇美肌効果
〇風邪予防
〇老化抑制
〇塩分排出
〇腸内環境を整える
まとめ
全国トマト工業会によると、「リコピン」や「β‐カロテン」の吸収率は、生のトマトよりも加工品の方が2~3倍高いそうです。
生食に飽きたころには、冷凍したトマトでカレーやスープ、スムージーなどで長くトマト三昧を楽しみたいですね。