今日は、学習ボランティアとして小学1年生の給食の準備をお手伝いしてきました。
担任の先生が黒板にやることを順番にかきだし、ていねいに説明します。
①手をあらう
②台ふき当番が全員の机の上をふく
③ナフキンをひく
④はみがきコップと歯ブラシを出す
⑤コップに水をいれる
⑥エプロンを着る
*実際に黒板に書かれた字は、すべてひらがなでした。
学校中がドキドキの新1年生の給食の準備。
よーい、スタート!
当番が給食室に取りにいく
給食当番は6班あります。
①牛乳
②パン
③野菜
④メイン
⑤汁物
⑥食器
教室のおよそ半分の子どもが当番として給食室に向かいます。
子どもが配膳
約30人分の食器の入ったかごや牛乳は、4人がかりで運びます。
そして教室に到着すると、いよいよ配膳がはじまります。
どれも基本的には子どもたちにやってもらい大人は手を出しません。
汁物をよそう
配膳するおかずの中でも、牛乳・パン・メインのおかずは1人あたりの数が決まっているため、お皿にもりつけることは特に難しくはありません。
大変なのは、野菜サラダ(おひたし)と汁物です。
そして、野菜サラダより汁物をよそうことは格段に難しいのです。
なぜかというと、汁物は具と汁の2種類をおたまですくいとらなくてはならないからです。
具が多かったり、汁が多かったり。
最後にいって余るくらいならまだ楽ですが、足りないとなってくるといったん配り終えたお椀からかき集めなくてはなりません。
そんなわけで汁物の配分がうまくいくと、給食の準備はスムーズです。
今日の汁物担当の女の子は、この「重大な仕事」を見事にやりきり、こちらが感心するほどでした。
箸のあつかい
新1年生たちは保育園で給食を食べてきていることもあり、給食の準備の大まかな流れはのみこめているようでした。
しかし、ところどころで6歳らしさがかいまみえます。
箸をたてに置く
箸担当の子どもが、みんなのナフキンの上に箸をおいていきます。
うんうん、その調子と思ってふと見ると箸を横ではなく、縦に置いているのです。
(ええっ・・・!)
「お箸はね、こうやって横に置いていくんだよ。」
声をかけると、その子どもは何も言わずに箸を置きなおしていました。
箸を床に落とす
箸は何人かの子どもが落としていました。
(あっ、また落ちた。)と箸が床に落ちる音を覚えてしまうほど(笑)
新1年生のあるあるなのか、箸は多めにかごに入っており給食室まで走らずにすみました。
おうちでできること
おうちで食事の手伝いを何かしらしていると、給食の準備も自信をもってのぞめるのかなと思いました。
小学生の子どもをかかえての朝・夕の食事の支度は忙しいものですが、何か1つ子どもにやらせてみると、そのうち「戦力」にもなってくるでしょう。
〇食事の前のテーブル拭きをする
〇家族分の箸をテーブルに並べる
〇家族分のごはんをお椀にもりつける
〇家族分のみそ汁をお椀にもりつける
さきほどの箸を縦に置いた子どもも、家でやったことがなかったんですね。
「そんな些細なこと」の積み重ねが、子どもをたくましく育てるカギなのかもしれません。
学校生活の中で、みんなで給食の準備をすることはすばらしいなと思いました。