アクセス解析ツールであるアナリティクスの画面をみると、カタカナの単語がびっしりならんでいます。
その中で、めずらしく漢字で記された文字「直帰率」。
「直ちに帰る率」とはどういう意味なのでしょうか。
直帰率とは
直帰とは
直帰とは、サイト内の1ページしか閲覧されなかったセッションのことです。
Googleアナリティクスヘルプ
セッションとは
サイトやアプリでユーザーが操作を行っている時間のことです。
ユーザーが30分以上操作を行わなかった場合、それ以降の操作は新しいセッションと見なされます。
サイトを離れたユーザーが30分以内に同じサイトに戻ってきた場合は、同じセッションとして扱われます。
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直帰率とは
直帰率とは、1ページのみのセッション数をすべてのセッション数で割った値のことです。
つまり、すべてのセッションの中で、ユーザーが1ページ閲覧して、Googleアナリティクスサーバーに対するリクエストを1回のみ発生させたセッションが占める割合のことです。
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では、具体的に計算をしてみます。
2ページのセッションが40回
セッション合計数50回
直帰率 = 10 ÷ 50=20%
つまり、10回に2回は1ページのみのセッションだったということになります。
数字が逆だとどうなるでしょうか。
2ページのセッションが10回
セッション合計数50回
直帰率 = 40÷ 50=80%
つまり、10回に8回は1ページのみのセッションだったということになります。
とすると、直帰率は低いほうがいいということになるのでしょうか。
直帰率の高さについて
直帰率の高さが問題になるかどうかは状況によります。
直帰率の高さが問題になるのは、ユーザーがサイト内の複数ページを閲覧することが必要な場合です。
たとえば、サイトのトップページがサイト内の他のページ(ニュース記事、商品ページ、購入手続きなど)の入り口として機能している状況で、多くのユーザーがトップページのみを閲覧しているとすると、高い直帰率は望ましくありません。
一方で、ブログのように1ページのみのサイトや、その他の1ページのみのセッションが想定されるようなコンテンツを提供している場合、直帰率の高さはまったく問題になりません。
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との説明ですが、ブログであっても、もう1つ2つ他の記事にも寄ってもらうことができれば、書いた甲斐があるというものです。
「検索流入の割合」との相関について
直帰率の意味がわかってきたところで、自分のブログの直帰率をあらためて見てみました。
(アナリティクスの設置がブログを始めてから9ヶ月目でしたので、10ヶ月目~12ヶ月目の3ヶ月間の変化になります。現在ブログは13ヶ月目。)
すると、直帰率ともう1つの数字が、ここ数ヶ月で大きく変動していることがわかりました。
もう1つとは「検索流入の割合」です。
検索流入の割合は3.5倍に増え、 直帰率は1/100以下に激減していました。
一般的にいえると断言はできませんが、私のブログについては、この2つの項目は、あきらかに相関関係がありそうです。
「検索流入の割合が高くなると、直帰率が低くなる。」
では、因果関係はあるのか。
検索流入とは、調べたいことがあってサイトを訪れること。
最初のページにある程度満足してもらえたため、関連記事もクリックしてくれたということなのでしょうか?
まだ解析項目のほんの一部しか理解できていませんが、アクセス総数が少しずつでも増えてきていれば、進んでいる方向は間違ってはいないといえるのではないでしょうか。
記事を書くのも労力ですが、解析画面をのぞきこむのも一苦労です。
『夕顔を1本食べきれるか』の追記はこちらから。
都会の隅で農的暮らしさんから、みそ汁にクジラの脂をいれることを教えていただきました。